PR

日経平均から読み解く日本の経済、企業、生活への影響

日経225について

日経平均株価という言葉を新聞やニュースなどでよく見ると思います。実際に日経平均株価から何がわかるのでしょうか。

 

 

 

 

 

225銘柄はどうやって選ばれているのか

 

日本の代表的な企業が選ばれるのですが業績によっての入れ替えを頻繁に行っています。毎年10月にある定期での入れ替えと、他にも臨時的なものがあります。

この銘柄に新しく選ばれるという事は同じ東証一部の会社でもより成長度を見込まれているわけです。

 

また臨時的な入れ替えは、経営破たんによる入れ替えが主です。またもう一つの理由として東証一部から外された場合です。銘柄の数が変わっていますと指標が正しい数値にならないので、1つ外れたらすぐに新しい銘柄が加えられます。

 

日経平均株価の225銘柄に選ばれるという事は、日本を代表する会社に選ばれたという事です。選ばれた会社は優良企業といってよいでしょう。2016年に楽天が新しく加えられました。

 

日経平均株価に大きな影響力があるのはどこの企業なのか

 

日経平均株価に対する影響力の高低を表す言葉で寄与度という事があります。

今もっとも日本で寄与度が高いのはファーストリテイリング(ユニクロ)やソフトバンクです。

この寄与度から見ると、ファーストリテイリングが10%近いのに比べて、電通やTDKが1%しかないので、正しい平均株価ではないという指摘もあります。

 

日経平均株価で日本の景気を知る事はできるのか

 

日本を代表する225の銘柄の平均なので、基本的には日本の景気と比例するといえるのですが、一つ問題がありそれは上記の銘柄によって寄与度の偏りがある事です。

そこでより詳しく日本の景気を確認する為に、TOPIXというものがあります。

これは銘柄を選定するわけでなく、東証一部上場をしている企業の時価総額の平均額を出します。計算方法が違うのです。

 

この両方の経済指標を見比べる事により、より日本の経済の事情がわかるといえます。

 

日経平均株価と生活とのかかわり

 

それでは実際に日経平均株価は私たちの生活にどう影響を及ぼすのでしょうか。

日経平均株価があがると、実際の生活にも好影響があるのでしょうか。偏りがあるとはいえ、このままの状態が続けば景気が良くなり、生活にも好影響を与える可能性があるという指標にはなるでしょう。

ただいきなり生活で景気が良くなったと実感するのは時間がかかります。

 

実際の生活には時間がかかるとしても、日経平均株価があがると、株を持っている人への配当金が増える、企業が潤い賃金があがる、生産力があがるなど日本の経済にとって良い影響を及ぼす事は間違いありません。

 

日経平均株価だけでなく東証一部に上場している企業全てを対象としているTOPIXと平行して確認していただいて、両方が上がっていると日本の景気が良くなっている兆候といえます。

 

逆に日経平均株価がさがるという事は、日本を代表する企業の利益が減っているという事です。利益が減ると従業員を減らす必要がある状況になり、国に納める税金も少なくなります。このように国民の生活にも影響がでてきます。

 

日経平均株価と円高円安

 

「円高の影響で日経平均が下がった」という新聞記事やニュースをよくみませんか?

円高になると日本の企業が懸念するのは、海外で自社の商品が売れなくなってしまうという事なのです。円高は日本の企業にとってマイナスになる為、日経平均株価が下がる要因となるのです。

 

日経平均株価は株に携わっている人だけというイメージがあるかもしれないのですが、実際に生活にもかかわってくるのです。実際に日経平均株価の変動が生活に関係してくるとなるともっと経済ニュースをみて、日経平均株価にも興味がわいてくるのではないでしょうか。日経平均株価の変動を知る事は、より日本の経済事情を知る事につながるのです。

タイトルとURLをコピーしました